つみたてNISAと高配当株投資でゆる~くFIREを目指しているまい(@mai_inde)と申します。
私がやっている高配当株投資は、ざっくり言うと日本の優良な高配当株を長期保有して配当金をいただくというスタイルです。
日々の株価チェックはせず、買い増しする時や月末にゆる~くポートフォリオをチェックする程度。

ストレスなく投資ができるので気に入っております。
が、そんな投資スタイルを支えてくれているのは優良な高配当株たち。
投資初心者の方や今から高配当株を始めてみたい方は、
- 優良株かどうかの判断基準は?
- 具体的に何を見たらいい?
という疑問が浮かんでくるかと思います。
今回イエローハット[9882]を購入したので、これを例にボチボチゆるく見ていきたいと思います。
イエローハット[9882]の配当利回り(実績)
イエローハットの配当利回りは、2022年3月実績で3.69%。
私はポートフォリオ全体で利回り3.75%ほどで運用したいので、このくらいの利回りなら組み込んでもいい水準かな~と思い購入しました。
優良な高配当株を見つけるためにチェックすべき項目
Yahoo!ファイナンスで高配当株ランキングを見ることができますが、1位から順番に買っていけばいいわけではありません。
私はリベラルアーツ大学のこちらのページをもとに、購入前に以下の項目をIRBANKの決算ページで確認しています(リベ大ありがとう!)。
- 売上高
- EPS
- 営業利益率
- 自己資本比率
- 営業活動によるCF(キャッシュフロー)
- 現金等
- 一株配当
- 配当性向
コロナ禍もあってか、これらすべての項目を完璧に満たしている銘柄はなかなか巡り合えません…
なので、ハードルを少~しだけ下げて(最低ラインは守って)&少~し妥協しつつ購入を決めています。
売上高
売上高が「右肩上がりになっている」「増減が激しくないか」を確認します。

リーマンショック後の2009年は苦しんだようですが、その後は年々売り上げを伸ばしています。
また、コロナ禍で売上が減った企業が高配当株でも多かったのですが、イエローハットは売上増なところも嬉しいポイント。
EPS
EPSは一株当たりの利益のことで、こちらも右肩上がりになっているかを確認します。

年によっては減少していることもありますが、長い目で見て増加傾向にあるので許容範囲かな、と思います。
営業利益率
営業利益率は売上高に対する営業利益の割合を表す指標で、最低5%を超えているかを確認しています。
なお、5%は最低基準。欲を言えば7%以上、もっと欲を言えば10%以上欲しいところ(小声)。

イエローハットの営業利益率は、直近10年でいえば5%を超えており右肩上がりに上昇しています。
自己資本比率
自己資本比率は会社の財政面の安全性をチェックする指標です。
総資本(負債+純資産)の負債の割合がどのくらい占めているか?ということ。

自己資本比率40%以上の会社が10年以内にデフォルト(=破綻)した企業の割合は3.5%になっており、一般的に自己資本比率が高いほど会社は潰れにくいと言われています。
自己資本比率が最低40%以上かどうかを確認します。

イエローハットは自己資本比率が非常に高く、倒産のリスクは低めと判断しました。
営業活動によるCF(キャッシュフロー)
営業活動によるCFは「事業によって現金等がどれだけ増えたか」を表します。
営業活動CFが「毎年黒字」「右肩上がりになっている」かを確認します。

これについてはうーーん。な項目です。
増減があり右肩上がりとは言えないですが、赤字に転落したことは一度もないのでここは目をつむるといった感じです。
ちなみに、マイナスになるとこんな風↓に「マイ転」と表示されちゃいます。

マイナス=資金が流出している、継続すれば倒産の危険性有りなので、こういった銘柄は選ばない方が無難です。
現金等
読んで字のごとく増えれば増えるほど嬉しいキャッシュです。
長期的に見て増加傾向であるかを確認します。

これについてはうーーん。な項目です(その2)。
人によっては右肩上がりと言える…?のか…?うーん、ですね。笑
2008年よりは増加しているので目をつむろうか…といった感じです。
一株配当
高配当株投資をやっている人なら一番気になるといっても過言じゃない項目です。
文字通り一株あたりの配当金が何円かを表しており、きっちり右肩上がり(減配していない)かどうかをチェックしましょう!

はい!めっちゃくちゃきれいな右肩上がり!素晴らしい!素敵!
イエローハットは毎年増配していて、コロナ禍でも減配なしでした。
何の文句も言いようがありません。美しいですありがとうございます。
配当性向
配当性向は「利益のうち株主に還元する割合」のこと。
配当性向が高いほどいい、というわけではなく、30%~50%が健全なラインと言われています(配当性向70%を超えたら要注意)。

イエローハットは配当性向30%を切っており、まだまだ余裕があり安心です。
優良高配当株を見極める判断基準について まとめ
高配当株投資をする際にチェックすべき項目は以下の通り。
- 売上高 →右肩上がりか
- EPS →右肩上がりか
- 営業利益率 →最低5%以上か
- 自己資本比率 →最低40%以上か
- 営業活動によるCF →毎年黒字&右肩上がり
- 現金等 →右肩上がり
- 一株配当 →右肩上がり(減配していない)か
- 配当性向 →30%~50%か
8項目の中で最優先事項はやはり「一株配当」で、減配・無配の年があればその時点で新規購入はしていません。
コロナ禍の決算(2020年)で成績が悪かった銘柄が多いので全体を見ての判断が必要になるのが難しい所ですね。
イエローハットのチェック項目をまとめるとこんな感じです。
売上高 | ★★★★★ |
EPS | ★★★★☆ |
営業利益率 | ★★★★☆ |
自己資本比率 | ★★★★★ |
営業活動によるCF | ★★★☆☆ |
現金等 | ★★★☆☆ |
一株配当 | ★★★★★ |
配当性向 | ★★★★★ |
私はなかなか優秀な優良株と判断し、ポートフォリオに組み込んでみました。
また、私の購入している「卸売業」の銘柄は大手商社ばかりだったので毛色の違う銘柄を入れられたので良かったかな~と思います。
ただ、カー用品販売という事業内容に将来性を感じにくいという点はあるので、今後の業績をチェックしていこうと思います(現社長のV字回復の経営手腕は凄いな~と思います)。
イエローハットの株を購入しようか迷っている、優良株かどうかを見極める判断基準がしりたい、という方の参考になれば幸いです。
\高配当株投資を始めるなら/
