こんにちは!派遣社員のまい (@mai_inde) です。
派遣社員として働いていると、一度は「時給って上がるの?」と考えたことありませんか?時給を上げてもらう手段のひとつに「時給交渉」という手があります。
しかし「時給交渉」と聞くと、
そもそも、お金の話題を出すことにためらいがある…
と考える方が多いのではないでしょうか。ちょっとハードルが高いイメージがありますよね。
私は時給交渉なしで派遣登録&就業開始1年半ほどで80円時給アップしました!ちなみに私のプロフィールはこんな感じ。
- 地方在住
- 派遣登録期間:1年半
- 派遣先就業期間:1年半
- 業務内容:事務(営業事務)
- 派遣登録時の資格:日商簿記検定3級、証券外務員試験合格(1種,2種)、その他銀行業務にかかわる資格など数種類、普通自動車免許
何の強みもスキルもない。ただ4年間ぼーっと地方銀行で過ごしてきたことを体現している、平凡なプロフィールです(自分で書いててむなしい)。
しかし、そんな私でも時給アップしました。
今日は時給が上がった時の流れを書いていこうと思います。
時給は上げたいけど、交渉するのはちょっと…という方の参考になったら嬉しいです!
結論:自分の価値を高める
私は今の会社に派遣社員として就業することが決まった時、
この会社で学べることは全部自分のものにしてやる!!!
…と意気込んでいました(とはいえ、残業はほぼしてませんし、毎日資格試験の勉強をしていたわけでもありません)。
その意気込みを持って仕事をした結果、就業開始時より自分の価値を高めることができ、時給アップにつながったのかなと思います。
では、価値を高めるために取り組んだことを解説していきます!
【就業開始~半年】業務関連の資格取得&マイページ登録で30円UP
私は英文の書類やメールを読むなど、業務の中で英語に触れる機会があります。
業務内容や今後の転職のことも考え、TOEICを受験することにしました。
派遣社員になって初めて受けた時のTOEICのスコアは515点。
大学生~新卒社会人の平均くらいでしょうか。
TOEICの平均点は580点、英語力の証明としてTOEICスコアを履歴書に書けるのは600点~が目安とされていますので、私のこの515点が特別すごい点数じゃないのがお分かりいただけると思います(正社員へ転職するならもう少しスコアアップしたいところ…)。
ですが、数か月後の契約更新の際に30円の時給アップのお話をいただきました!
時給が上がるまで就業開始から半年くらいの期間だったと思います。
資格を取得したあと、派遣会社のホームページの「マイページ」(派遣会社に登録している人の専用のページ。ネット上で研修が受けられたり、各種手続きが可能)に持っている資格としてTOEICのスコアを登録しました。
登録した次の契約更新の時に時給が上がったので、新たに資格を取得した人は必ずマイページへ登録を行うことをおすすめします!
と登録しなかった資格がある人はマイページを通じて派遣会社に申告してみましょう!
業務に関連した資格なら時給アップに繋がるかもしれません。
【就業開始~1年半】業務の幅を広げる&実績を上げて更に50円UP
「この会社で学べることは全て自分のものにする」と決意し、手が空けば
と尋ね、上司に仕事をもらっていました。
それを繰り返しているとだんだん仕事を振って下さるようになり、業務の幅が広がりました。
最初は簡単な事務作業やファイル整理だけだったのが、今では経理に提出する書類作成や、監査に係る資料作成・準備、社員に対する内部教育資料の作成など、様々な業務に携わっています。
業務の中でも派遣先と派遣会社に評価していただいた実績は、社内SEの方と連携し部内で使用するシステムの運用に携わらせていただいたことかなと思います。
部内で作成する書類をシステムで自動化するプロジェクトに参加しました。
業務の効率化を図った取り組みとして、プロジェクトチームは社長から表彰を受けました!
ボーナスがない派遣社員にとってはとても嬉しい臨時収入でした…
その実績を派遣先の上司が派遣会社の営業担当者に報告してくださり、時給が50円(就業開始からは80円)アップしました!
時給の80円って大きいですよね。1日8時間、一か月20営業日働いたとして、
80円 × 8時間 × 20営業日 = 12,800 円!
12,800円も月収が変わります。月1万円、収入が増えるとお財布は助かりますよね。
それに、正社員だった頃は、1年でこんなに給料が増えたことはありませんでした。
働けど増えない給料、責任だけは増えていく正社員時代の思い出があった私にとって、この時給アップの経験はとても印象的でした。
派遣会社との面談で業務について報告しよう
振り返ってみれば、私はとても運が良かったと思います。
交渉なしで時給が上がった人は3割にも満たないというデータもあります(参考 エン・ジャパン 「お給料・時給(2019年3月調査)」)。
そんな私が時給アップのお話をいただけた理由の一つとして、派遣会社との面談で「自分の業務内容が増えた時には報告」をしていたからだと思います。
派遣社員の働きぶりは派遣会社は直接把握することはできません。
しかし、派遣社員の時給を決めているのは派遣会社です。
時給アップのためには「自分が派遣先でどれだけ実績を上げているか」のアピールが必要になってきます。
自分はこんなに頑張ってます!って言うの苦手だよ!!
アピールが苦手な人もいらっしゃると思います。
しかし、アピールといっても難しく考える必要はありません。
業務内容の「報告」をすればいいのです。私は雑談の延長くらいのテンションで話していました。
今こういう仕事を任せて下さるようになったんですよ!
という砕けた感じで、面談の中で、自分の業務について細かく話すようにしていました(職場環境に不満もなく、話題がなかっただけなんですけどね…笑)。
業務内容によって時給は変わります。
業務の専門性が高ければ高いほど派遣会社の時給の設定も上がります。
就業開始時に比べ、できる仕事が増えた・スキルアップしたのなら時給が上がることは不自然ではありません。
契約更新のタイミングで時給アップした人も多く、面談は自分の頑張りを派遣会社に伝えるチャンスです。
また、派遣会社の担当者も貴方の働きぶりを知りたいのです。
面談で日頃の業務について報告をしてみましょう!
まとめ「スキルアップを図って働きぶりを派遣会社に報告」
今回は、交渉なしで時給が上がった私の体験について説明しました。ここまでの記事のまとめは以下の通りです。
- 業務に関連する資格を取得しスキルアップ
- 業務の幅を広げて実績を上げる
- ①②を契約更新の面談で派遣会社の担当者に報告する
日本人の多くは、お金の話をすることに罪悪感を覚えたり、タブー視したりする傾向があります。
しかし、貴方の労働には相応の対価が支払われるべきなのです。
①~③のサイクルを繰り返して時給アップを目指してみてくださいね!